こんにちは、しょうです。
今回の問題を見ていきましょう!
問題1
問題109 次のうち,介護保険制度のサービス担当者会議におけるサービス提供責任者の役割として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 会議の主催
2 居宅サービス計画の原案の説明
3 他職種が実施したサービス内容の評価
4 訪問介護計画の作成に要した時間の報告
5 訪問介護計画の作成に必要な情報の確認引用:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験 問題3」
正解
5 訪問介護計画の作成に必要な情報の確認
解説
サービス提供責任者
訪問介護事業所において、利用者ごとの訪問介護計画を作成し、サービスの管理やヘルパーの指導を行う責任者
主な役割
・訪問介護計画書の作成
・ヘルパーの指導・管理
・利用者との連絡調整
・サービス内容の管理
サービス担当者会議におけるサービス提供責任者の役割
・サ責は、訪問介護計画書の作成責任者
・利用者の生活全体を踏まえた上で、他職種と連携し、「計画作成に必要な情報」を収集・整理する役割を担う
具体的な内容
・利用者の身体状況
・生活リズム・家族の支援体制
・他サービスの内容・曜日・時間
・利用者の希望や目標
・主治医や看護師からの医学的指示 など
↓
これらの情報を確認し、訪問介護計画に反映していく
+
居宅サービス計画(ケアプラン)と整合性を取る
他の解説
×1 会議の主催
×2 居宅サービス計画の原案の説明
↓
基本的に居宅介護支援専門員(ケアマネジャー)の役割である
×3 他職種が実施したサービス内容の評価
↓
それぞれ専門職が自ら評価する
×4 訪問介護計画の作成に要した時間の報告
↓
時間の報告は内部管理上のことであり、会議の中で求められる役割ではない
問題2
問題23 訪問介護事業所のサービス提供責任者の役割に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 利用者の生活課題に沿って、居宅サービス計画書を作成する。
2 具体的な援助目標及び援助内容を記載した訪問介護計画書を作成する。
3 利用者の要望に応じて、他の事業所との利用調整を行う。
4 判断能力が十分でない人に対して、日常的な金銭管理を行う。
5 居宅サービス事業者を招集して、サービス担当者会議を開催する。引用:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第32回介護福祉士国家試験」
正解
2 具体的な援助目標及び援助内容を記載した訪問介護計画書を作成する。
解説
訪問介護計画書
ケアマネジャーが作成した居宅サービス計画(ケアプラン)に基づき、訪問介護としてどのような援助をどのような方法で、誰が、いつ行うかを具体的に記載した文書
具体的な内容
・利用者の具体的な援助目標
・実施するサービスの内容と方法
・訪問日時、回数、時間帯などのスケジュール
・留意点や安全面の配慮
↓
訪問介護員が提供するサービスの根拠・マニュアルの役割を果たす
主な流れ
①情報収集→②サービス担当者会議への参加→③計画書の作成→④ヘルパーへの指示→⑤実施状況の確認と見直し・・・
他の解説
×1 利用者の生活課題に沿って、居宅サービス計画書を作成する。
↓
居宅サービス計画(ケアプラン)はケアマネ、訪問介護計画書はサ責が作成する
×3 利用者の要望に応じて、他の事業所との利用調整を行う。
↓
・他事業所との連絡・調整はケアマネの役割
・サ責は訪問介護の枠内で調整を行う
×4 判断能力が十分でない人に対して、日常的な金銭管理を行う。
↓
・金銭管理は介護職が行ってはならない行為
・必要がある場合は、家族や成年後見制度の利用を勧める
×5 居宅サービス事業者を招集して、サービス担当者会議を開催する。
↓
・サービス担当者会議の開催はケアマネが主催する
・サ責は参加者の一員として出席し、情報共有や意見交換を行う
おわりに
今回は以上です。次回もお楽しみに!
特定の内容のまとめを作って欲しい、この問題の解説をしてほしい、などご要望等あればぜひコメント等書いていただけると、今後のコンテンツ作成の参考になりますのでぜひお待ちしております。
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