【介護福祉士】第37回・問題27、第33回・問題107「レム睡眠とノンレム睡眠」について【過去問解説】

こころとからだのしくみ

こんにちは、しょうです。

今回の問題を見ていきましょう!

問題1

問題27 次の記述のうち,レム睡眠に関するものとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 記憶を整理し,定着させる。
2 脳を休息させる。
3 入眠初期に出現する。
4 成長ホルモンの分泌を促す。
5 深い眠りの状態である。

引用:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第37回介護福祉士国家試験

正解

1 記憶を整理し,定着させる。

解説

レム睡眠とノンレム睡眠

1 ノンレム睡眠
「深い眠り」で、脳の活動は低下している休息状態
睡眠の前半に多く、特に入眠直後に出現
主な役割:
・身体の修復・回復
・成長ホルモンの分泌
・脳の老廃物除去など

2 レム睡眠
「浅い眠り」で、脳は活発に動いている状態
筋肉は弛緩して体は休んでいるが、眼球は動く
夢を見るのは主にこの時間
睡眠の後半(明け方)に多くなる
主な役割:
・記憶の整理・定着
・感情の処理
・脳のリフレッシュなど

睡眠サイクルについて
1 入眠直後(最初の90分):ノンレム睡眠(特に深い眠り)
2 次に出現するのが:レム睡眠(夢を見る)

これが1セット(約90〜110分:人によるため)で、一晩に4〜5回くり返すのが一般的

他の解説

×2 脳を休息させる。

・脳の休息はノンレム睡眠で行われる
・レム睡眠は「身体は休んでいて、脳は活動中」の状態

×3 入眠初期に出現する。

レム睡眠は入眠直後には現れない(入眠直後はノンレム睡眠

×4 成長ホルモンの分泌を促す。

・成長ホルモンの分泌は、ノンレム睡眠の間に多くなる
・レム睡眠中はあまり成長ホルモンは分泌されない

×5 深い眠りの状態である。

・レム睡眠は浅い眠りに分類される
・「深い眠り」とは、ノンレム睡眠のこと

問題2

問題3 ストレス対処行動の一つである問題焦点型コーピングに当てはまる行動として,適切なものを1つ選びなさい。 
1 趣味の活動をして気分転換する。
2 トラブルの原因に働きかけて解決しようとする。
3 運動して身体を動かしストレスを発散する。
4 好きな音楽を聴いてリラックスする。
5 「トラブルも良い経験だ」と自己の意味づけを変える。

引用:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第33回介護福祉士国家試験

正解

1 レム睡眠のときに夢を見る。

解説

レム睡眠とノンレム睡眠(復習)

1 ノンレム睡眠
「深い眠り」で、脳の活動は低下している休息状態
睡眠の前半に多く、特に入眠直後に出現
主な役割→身体の修復・回復、成長ホルモンの分泌、脳の老廃物除去など

2 レム睡眠
「浅い眠り」で、脳は活発に動いている状態
筋肉は弛緩して体は休んでいるが、眼球は動く
夢を見るのは主にこの時間
主な役割→記憶の整理・定着、感情の処理、脳のリフレッシュなど

他の解説

×2 レム睡眠から入眠は始まる。

ノンレム睡眠→レム睡眠」が1つの睡眠周期

×3 ノンレム睡眠では筋緊張が消失する。

筋肉が完全に弛緩して動かなくなる(筋緊張の消失)のは、レム睡眠中である

×4 ノンレム睡眠では速い眼球運動がみられる。

速い眼球運動は、レム睡眠の特徴

×5 高齢者ではレム睡眠の時間が増加する。

・高齢者になると、レム睡眠もノンレム睡眠(特に深い睡眠)も減少傾向にある
・特に、深いノンレム睡眠が減って浅い眠りが増えるのが特徴

おわりに

今回は以上です。次回もお楽しみに!

特定の内容のまとめを作って欲しい、この問題の解説をしてほしい、などご要望等あればぜひコメント等書いていただけると、今後のコンテンツ作成の参考になりますのでぜひお待ちしております。

また、YouTubeでの動画形式での過去問解説やKindleでオリジナルの模試や一問一答の問題も作成しているので、よかったらそちらもぜひチェックしてみてください!

介護福祉士 オリジナル模試: 合格に必要な知識を凝縮! | しょう | 食品・衛生・福祉 | Kindleストア | Amazon
Amazonでしょうの介護福祉士 オリジナル模試: 合格に必要な知識を凝縮!。アマゾンならポイント還元本が多数。一度購入いただいた電子書籍は、KindleおよびFire端末、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末でもお楽しみいただけます。
完全攻略! 介護福祉士試験対策: こころとからだのしくみ 介護福祉士問題集 | しょう | 食品・衛生・福祉 | Kindleストア | Amazon
Amazonでしょうの完全攻略! 介護福祉士試験対策: こころとからだのしくみ 介護福祉士問題集。アマゾンならポイント還元本が多数。一度購入いただいた電子書籍は、KindleおよびFire端末、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末でもお楽しみいただけます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました