【介護福祉士】第36回・問題18「相談機関」について【過去問解説】

介護福祉士

こんにちは、しょうです。

今回の問題を見ていきましょう!

問題

問題18 Eさん(55歳,女性,障害の有無は不明)は,ひきこもりの状態にあり,就労していない。父親の年金で父親とアパートで暮らしていたが,父親が亡くなり,一人暮らしになった。遠方に住む弟は,姉が家賃を滞納していて,生活に困っているようだと,家主から連絡を受けた。心配した弟が相談する機関として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 地域包括支援センター
2 福祉事務所
3 精神保健福祉センター
4 公共職業安定所(ハローワーク)
5 年金事務所

引用:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「第36回介護福祉士国家試験

正解

2 福祉事務所

解説

福祉事務所とは?
生活に困窮している人や福祉的支援を必要とする人の相談窓口となる行政機関


目的
生活困窮する人や支援が必要な人に対して、適切な福祉サービスを提供し、生活の安定や自立を支援すること

主な役割
・生活保護の実施
・福祉サービスの相談・支援
・地域福祉の推進

今回の問題について
Eさん(55歳,女性,障害の有無は不明)は,ひきこもりの状態にあり,就労していない。父親の年金で父親とアパートで暮らしていたが,父親が亡くなり,一人暮らしになった。遠方に住む弟は,姉が家賃を滞納していて,生活に困っているようだと,家主から連絡を受けた。心配した弟が相談する機関として…

相談先として適切なのは、福祉事務所になる

・「収入がない」「家賃滞納」「就労していない」ため、まず生活基盤の安定が最優先となる
・福祉事務所は生活困窮者の相談窓口であり、Eさんは生活保護などの支援を受ける可能性がある

他の解説

×1 地域包括支援センター

・65歳以上の高齢者を対象とした相談窓口で、医療や介護、生活支援を行う機関
・Eさん(55歳)は対象外のため、支援を受けることができない

×3 精神保健福祉センター

・精神疾患やメンタルヘルスに関する相談を受け付ける機関
・Eさんの精神状態は不明であり、生活困窮の支援が優先される

×4 公共職業安定所(ハローワーク)

・求職者の職業紹介や失業保険の手続きを行う機関
・仕事を探す前に生活基盤の安定が必要なため、まずは福祉的な支援を受けるべき

×5 年金事務所

・年金の申請や加入・給付に関する相談窓口
・Eさんは年金の支援ではなく、生活支援が必要なため適切ではない

おわりに

今回は以上です。次回もお楽しみに!

特定の内容のまとめを作って欲しい、この問題の解説をしてほしい、などご要望等あればぜひコメント等書いていただけると、今後のコンテンツ作成の参考になりますのでぜひお待ちしております。

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